Rayのドイツ音楽留学レポート【第14回】留学に必要な手続き

2021年3月6日

こんにちは、Rayです。私はドイツで音楽の勉強をしている大学院生で、オーボエという楽器を専攻しています。

さて今回の記事では、留学前に必要な手続き、特に、大学に合格してから渡航準備と生活環境を整えるためにしたことをご紹介します。

留学生に必要なもの

留学期間の生活環境を整える手続きはたくさんありますが、一番大事なのはドイツの滞在許可証(ビザ)を手に入れることでしょう。

ビザに必要な手続きは過去記事(第7回8回)でご紹介しましたが、その中にはドイツでしかできない内容と日本でもできる内容があります。私は10月入学の受験が終わった6月半ばから9月末まで日本にいたので、今回はその期間に日本で行った手続きについて書いてみようと思います。

合格したらすること

入学希望の書類を返送する

受験の願書に書いた日本の住所に、入学許可の通知と新入生に向けた案内が届いたので、入学の意志を書類に書いて返送しました。

日本-ドイツ間の国際郵便は7~10日程度かかるので、返送期限が迫っていた覚えがあります。今はコロナ禍でさらに日数がかかっているかもしれません。

この時に届いた入学許可証はドイツ入国や学籍登録の際に重要な書類なので、必ず大切に保管します。

家探し

寮の部屋から綺麗な夕焼けも見られます。

現在私は大学生活協同組合の学生寮に住んでいます。好立地、低価格で家具などある程度のものが揃っているので入居志望者が多く、たいてい満室です。

そんな寮の部屋に入ることができたのはラッキーで、ドイツの大学を卒業した日本人の先輩のアドバイスのおかげです。先輩によると、申し込みが遅くなると街はずれの建物の部屋を割り当てられるか、空室が出るまで長く待つことになるそうです。だから、私は受験の日に(ということはまだ合格したかわからない状態で)、ネット申し込みを済ませました。他の街の人からも同じような話を聞いたので、一般的にドイツの学生寮は人気が高いと言えそうです。

寮や一人暮らしの他、シェアハウスに住むというのも選択肢の一つです。ドイツでは日本以上にシェアハウスが市民権を得ていて、同居人とは内覧で知り合うというケースが多いそうです。多くのシェアハウスは、各自の個室に共用の水回り、キッチン(とリビング)というスタイルです。物件情報サイト、中でもWG gesuchtをはじめとしたシェアハウスの掲示板や、ebayというメルカリドイツ版の様なサイトで情報を手に入れることができます。

現地にいる知り合いの伝手を頼るのもありです。私の通う街には大学生が参加している大人数のSNSグループがいくつかあり、新学期前の引っ越しシーズンに「来月から○○駅周辺のシェアハウスの1部屋空きます。入居希望者は連絡をください。」「知り合いの新入生が空き部屋探しています。予算はいくらまで。」という投稿をよく見かけます。

一人暮らしやシェアハウスの空き情報が出るのは新学期が始まる直前だったと記憶しています。例えば10月に始まる秋学期から部屋を借りたいとき、空き情報は8月末まではほとんどない、または9月1日から入居・家賃支払い開始などの時期が早すぎる物件ばかりでした。9月半ばになってからやっとぴったりの時期の物件が増える、という感じでした。またタイミングによっては滞在期間ずっと住める物件がなく、まず短期間契約で住みながら長期契約ができる物件を探して引っ越す人もいます。

航空券の購入

旅行会社に行って留学生にお得な航空券を探してもらうか、自分でインターネットを見て探すなどして、希望の時期の航空券を予約します。

往復航空券、片道航空券のどちらを選ぶかは、次回記載しようと思います。

国際送金の手段を確保する

大学の受験料や各種支払いをしたり、日本の銀行口座からドイツでの生活資金を移動したりと、国際送金をする機会が多くなります。その時に私が使っているのがオンライン送金サービスの一つであるワイズ(旧トランスファーワイズ)です。アカウント作成、送金手続き、履歴参照まですべてをネット上で行い、実際の送金額はワイズの口座に振り込むので、いつでも国際送金ができます。

このサービスを知らなかった頃は銀行で国際送金をしましたが、送金額1万円でも手数料が一回2000~6000円ほどもかかること、できる銀行支店が限られていること、送金に一週間弱かかることから使い勝手がよくありませんでした。

対してワイズであれば1万円の送金に対して手数料は100~150円ほどで、早ければ1~2日で送金が完了します。

1つ気を付けなければならない点が、アカウント作成後に住所確認のはがきが届くので、本人または代理人が日本にいる必要があることです。

オンラインで国際送金ができるサービスはいくつかありますが、先輩の勧めでワイズを知ったのでそれを使っています。

閉鎖口座

第7回の記事で触れたドイツでの生活資金の証明に必要な閉鎖口座ですが、口座開設方法はオンラインサービスを利用するか、現地の銀行に足を運ぶかです。私は日本からネットバンクExpatrioと手続きして、のちにドイツで開設した普通口座と紐づけました。Expatrio以外にも似たサービスは3社ほどで展開しているそうです。ネットバンクも現地の銀行も、口座開設費や毎月の維持費などがかかるので、その時お得だと思ったものに決めました。

閉鎖口座を普通口座と紐づける前に、大学で学生証を手に入れてから学生普通口座を開設するまで済ませなければなりませんでした。案外時間がかかったため、閉鎖口座を開設するときには最初数週間分の生活資金を別に持っておくことをお薦めします!

荷造り

荷造り、といっても人によって違うのですが、大切なことは書類を忘れないことです。大学の合格証明書はもちろん、有効期限の充分なパスポート、日本での学歴を証明する卒業証明書など海外からは手配しにくいものを忘れないように準備します。日本のクレジットカードを持っておくのも良いと思います。

少し話がそれますが、私はドイツの保険契約をするときに、ドイツに入国した際の海外旅行保険の証明書の提示を求められたことがあります。想定外のものが必要になることはあるので、そんなときのために誰かに代理人をお願いしておくのもいいかと思います。

ドイツでしたこと―医療保険

私は現地の保険会社に行って手続きしましたが、今はオンラインでできるかもしれません。

ドイツの大学に正規生として在籍する場合、ドイツの公的医療保険に入ることができます。(非正規生などの場合はプライベートの保険に入ると聞きました。)ドイツの公的保険のうち、私はAOKに入っていますが、特にこだわりはありません。

閉鎖口座の項で紹介したExpatrio には、保険とセットで登録するプランも新設されたそうです。

大学に在籍する間に必要な保険内容が全部カバーされているものを契約することが大切です。(私は「新入生に必要な保険に入りたい」と言って担当者に丸投げしてしまいました…契約内容を見ないといけませんね…)

まとめ

留学先の大学が決まってから渡航前まで、いったい私は日本で何をしておけばいいのか、これで充分か、とバタバタしていました。私はそれまで実家暮らしで、一人暮らしと留学を同時に始めることになったので、家探しなどもよくわかっていませんでした。ですが、やること自体は時間がかかるが数はそんなに多くない、というのが今振り返った感想です。また、留学エージェントなどのプロに頼ることもできますので、今後手続きする人にはどうか焦らず、と申し上げたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は3日20(土)に更新します。テーマは「留学のための航空券」の予定です。

Ray

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