Rayのドイツ音楽留学レポート【第7回】ドイツの学生ビザを延長する

こんにちは、Rayです。私はドイツで音楽の勉強をしている大学院生で、オーボエという楽器を専攻しています。

前回に続いて今回もドイツの学生ビザについて書きます。留学を開始した昨年秋に取得した学生ビザは1年間有効のものだったので、先日更新手続きをしました。無事受け取りまで済んだので、今回はその体験談を自身の備忘録も兼ねて書いていきます。

 外国で暮らすのには欠かせないビザ

当たり前ですが、外国に滞在するにはビザが必要なので、永住権を取得しない限りビザの更新は外国で暮らす全員にかかわることです。

学生ビザ延長のためにすることは、

外国人局の予約を取る

必要書類を揃える

外国人局に行って手続をする

完成を待つ

受け取る

です。そしてビザ更新は最初に考えていたより時間がかかりました。早めに手続きを始めることが大切だと痛感しました。

予約が取れない

以前、私の住む街の外国人局は予約なしで受け付けてもらえましたが、コロナウイルス感染防止策の一環で予約フォームができました。「9月末にビザが切れるから」と思い9月初めに予約をしようとしたところ、1ヶ月先まで予約がいっぱいで10月初めにしか予約が取れませんでした。外国人局に行く前にビザの期限が切れるということになってしまい、私はそれで不安になりました。

しかし外国人局にメールで問い合わせたところ、「外国人局の予約さえあれば期限が切れても問題ない。」と返信がありました。さらに、現在オンラインでの申請にも対応しているから、申請書類はすべてメールで送ること、予約した日にすることはビザのカードに記載するためのサインと指紋の採取、ということがわかりました。

必要な書類

ビザの更新に必要な書類は、基本的には新規取得の時と変わりません。唯一違ったのは滞在中の資金があることを証明する書類の種類です。後述しますが、具体的には閉鎖口座が要りませんでした。

  • 現在のビザ
  • パスポート
  • 住民登録書
  • 医療保険の加入証明書
  • 学籍証明書(学籍期間を証明できるもの)
  • 経済力証明書
  • 証明写真

9月半ばに書類がそろったので担当者にPDFとして送りました。
そしてしばらく予約した日を待つだけと思っていた数日後、郵便受けを見て驚きました。何と仮ビザが郵送されてきたのです!

仮のビザをもらう

今回はビザの有効期限が切れてから手続きをするので、3ヶ月有効の仮ビザFiktionbescheinigungを発給してもらいました。(というよりむしろ、手数料13ユーロの請求書と合わせて勝手に送られてきました。)
仮とはいえビザという大切な書類が普通郵便で送られてきたことにも驚きました。

外国人局で手続、そして受け取る

外国人局の入り口から見た市役所。街のシンボルです。

私が手続きに行った日の外国人局は混雑しておらず、予約した時間の5分前には呼ばれました。そして担当者のオフィスで手続きした時間は5~10分で、あっという間に終わったことに拍子抜けしました。

それからビザの完成を待ち、1ヶ月後、11月半ばについに新しいビザを手にしました。外国人局の受付でパスポートと仮ビザの提示、手数料93ユーロの支払いをして新しいビザを受け取りました。これでこの先1年間ドイツに滞在できるのでほっとしています。

閉鎖口座がいらなかった

今回は、ドイツの銀行の普通口座に1年分の留学資金を準備して、その口座残高証明書を提出するだけでOKでした。

昨年新規取得した時は、閉鎖口座Sperrkonto(ドイツ語)/Block Account(英語)の残高証明が必要でした。口座を開設するときに、ドイツ外務省が定めた通り(1ヶ月当たりの一定額×滞在期間)の金額を入金し、それを普通口座と紐づけると毎月一定額が普通口座に振り込まれる、というのがこの閉鎖口座の仕組みです。自分のお金にもかかわらず自由に引き出せるわけではありません。この仕組みをもって「私は生活費を準備しているので、滞在期間中ドイツの生活保護を受けることはありません。」という証明をし、やっとビザ申請が認められます。

さらに、この一定額というのは頻繁に変更されていて、1年前は月853ユーロでしたが2020年11月現在は861ユーロと指定されています。

しかし、今回の更新では外国人局に確認しましたが、閉鎖口座の残高証明書を求められることはありませんでした。閉鎖口座は持っているだけで維持費がかかり厄介なので、これを機に解約しました。

ビザの申請書類には何を書くのか

ビザと一緒にもらった紙。この中に個人情報が載っています。

ビザの申請書類を記入するときは緊張しました。昨年は外国人局の受付で申請用紙をもらったので、「急いで書かなくては」と半分パニックになりながら書きましたが、今年はメールで送ってもらえたので、家で完成させてから外国人局に行きました。落ち着いて記入できるので、可能であれば皆さんにも事前のダウンロードをお勧めします。(街によって申請用紙は違います。)

ここからは、学生ビザを申請するときの記入事項を紹介します。

  • 目的(学業のためzum Zweck der Ausbildung)
  • 申請者のデータ(名前や生年月日、国籍などに加えて、目の色、身長、家族構成も書きます。)
  • パスポートの情報
  • 配偶者、子供がいればその情報
  • ドイツでの滞在先(Aktuelle Anschrift)
  • 過去にドイツに(長期)滞在したことがあるか(Haben Sie sich bereits früher in der BRD aufgehalten? )
  • 在籍大学名(Name der Studienanstalt)
  • ドイツの医療保険に入っているか(Besteht Krankenversicherungsschutz für dir Bundesrepublik Deutschland?)
  • どうやって生活費を手に入れているか(働いている、生活保護を受けている、両親や親戚の援助、奨学金など、あてはまるものを回答します。)
  • 前科の有無(Sind Sie vorbestraft? 間違って解釈・回答しては大変と、ここでペンの動きが遅くなりました。)
  • 進行中の捜査手続き(laufende Ermittlungsverfahren)

まとめ

ドイツの学生ビザ更新に関してのネット記事はあまり多くなく、流れをわかっていないまま手続きを始めました。私の体験が誰かの参考になるといいなと思って今回記事にしましたが、細かいルールはドイツ各地の外国人局ごとに違うようなので、あくまでもご自身の地域の情報を積極的に入手して手続を行ってください。特に今回閉鎖口座が必要なかったことに、私は今でも驚いています。

そして一番大切なのは、早めに動き始めることで、期限切れ→再取得という流れを避けることだと思います。有効期限が切れる前に外国人局に連絡を取れさえすればOKのようなので、気を付けてください&私も次回の更新前に余裕をもって行動するようにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回は12月12日(土)に更新します。テーマは「クリスマス」の予定です。

Ray

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