Rayのドイツ音楽留学レポート【第34回】留学先で携帯電話を使う

2021年12月11日

こんにちは、Rayです。私はドイツで音楽の勉強をしている大学院生で、オーボエという楽器を専攻しています。

前回の記事「北ドイツの冬を乗り切る!」でご紹介した私の街のクリスマスマーケットですが、新型コロナウイルスの感染状況の悪化につき3日前に開催終了となってしまいました。本来なら12月23日まで続く予定でしたが、それを2週間繰り上げての開催終了。残念ですし、まだまだコロナ禍は終わっていないという厳しい現実を実感します。引き続き感染防止に努めます。

さて、留学準備で考えることの一つに携帯電話(スマートフォン)やパソコンなどの通信環境があります。ドイツで私はどのようにしてスマホを使っているかご紹介します。

私は日本から持ってきたスマホを使っていました!

留学を開始するとき、私は日本で使っていたスマホを持ってきてSIMカードをドイツのものに差し替えました。

SIMカードは電話番号などの情報を記憶するものですが、日本のSIMカードを入れたたまま海外でLTE回線や通話機能を使うと海外の通信会社を「データローミング」している状態になり、日本での携帯電話料金が跳ね上がってしまう場合があります。数日間のデータローミングであってものちの日本での請求額がかなりの高額になることあるようで注意が必要です。日本の通信会社による海外データ使用定額サービスがありますが、一日500〜1000円ほどかかるため、留学での長期利用はあまり現実的ではありません。

なのでスマホには滞在する国のSIMカードを入れて通信をする、そうでないときは機内モードにしてモバイルWi-Fiなども含むWi-Fi環境の中だけで使用する、ことが大切だと思っています。

スマホのSIMロックを解除する

日本の大手キャリアでスマホを購入する場合、SIMフリーと明記された端末以外はSIMロックされていて、そのままでは自由にSIMカードを差し替えることができませんでした。そのため私は留学前・キャリアとの契約解除前に一度SIMロック解除手続きをしておきました。(2021年10月から、今後日本で発売される端末は原則としてSIMロック禁止となったようです。)

店舗で販売員さんにお願いする場合手数料が発生するそうですが、自分でポータルサイトから手続きする場合は、手数料はかからず数分で解除できました。

なお端末内の写真・音楽フォルダなどのデータやアプリ内の情報はSIMカードが変わっても消えることはありません。SIMカードにはユーザー識別情報と電話番号、キャリアのメールアドレスが紐づいているためSIMカードが変わるとそれらは使えなくなりますが、元のSIMカードに戻したらまた使うことができます。

旅行の時はその国の短期滞在用SIMカードに差し替えて使うことができるので、SIMカードロック解除は海外旅行でも役立ちます。

電話番号とメールの確認を

SIMカードを替える場合は電話番号が変わり、キャリアのメールアドレスが使えなくなります。そのため、日本にいるあいだに対策をしておくとよいと思います。

例えば、私は電話番号やキャリアのメールアドレスでのみ繋がっている方にSNSのアカウントやgmailなどのPCメールを伝えたり、留学開始数年前からキャリアメールではなくPCメールをメインで使ったりしていました。

こうして連絡手段を確保してから、キャリアとの契約を見直しました。メールアドレスは解約、電話番号は番号休止(保管)サービスを利用しています。

ドコモの場合は月額100〜200円で最長連続2年間、電話番号を保管してもらうことができます。私の昔の番号を手放すのが惜しいということで利用を始めましたが、一時帰国の時に手続き一つでその番号を復活できるので(ドコモのSIMカードに差し替えて、ポータルサイトで番号復活の申請をする)、当初思ったよりも便利に活用しています。ドイツに戻るときに再度番号休止しましたが、そこからさらに最長2年間休止できることになっています。

ドイツのSIMカードを買う

次に、ドイツでの通信手段を検討します。留学生の中ではプリペイド式のSIMカードを使う人と、通信会社のプランを契約する人との2パターンをよく聞きます。

私は最初のSIMカードを見つけるまでは日本で買った旅行者用SIMカードを、その後半年間プリペイド式を、その後別の通信会社と契約して使っています。

プリペイドSIMは、通信会社からスーパーマーケットまで多くのブランドから出ています。基本的にはどれも似ていて、SIMカード入りのスターターパックを買う、翌月になったらチャージカードを買って継続利用するという仕組みになっています。

プランにもよりますが、最初に買うパックに例えば「高速回線月3G、電話かけ放題、電話番号あり、10ユーロ、」とあれば、翌月は10ユーロチャージして、電話番号とSIMカードを継続して利用できます。契約することなくすぐに利用を開始できることがメリットです。(ただし、自分でアクティベートを行うタイプのSIMカードだと、一度担当者とのテレビ通話で本人確認をしなくてはならず、少々手間がかかりました。通信会社の店で購入すると、担当者が初期設定をしてくれます。)

プリペイド式の場合、毎月データパックを買うことになるので、うっかり買い忘れるとデータを使うことができなくなって困ります。また、ドイツ大手キャリア(Telecom、O2、Vodafoneなど)のチャージカードは街の至る所で買えますが、私が使っていたのはスーパーマーケットブランドのカード。そのスーパーまで行かないと買えないのが不便でした。

今私が使っている通信会社はwinSIMというネットショップです。プログラミングを勉強している隣人に強くお勧めされて契約したのですが、1年半問題なく快適に使っています。

サイトの使用、契約までの流れ、使い方、アフターサービス全部含めてわかりやすく、対応が早いのがお勧めできる理由です。契約前はリアル店舗がなく実態がわからないことが不安でしたが、メールで問い合わせると数時間以内に返信が来て安心できしました。契約後、数日のうちに自宅にSIMカードが届き、アクティベートも簡単、すぐに使い始められました。使用料は定額制で銀行自動引き落としなので、手間がかからず使うことができます。

スマホ2台持ち

日本のスマホには日本のSIMを差して機内モード、Wi-Fi通信をしておけば、データローミングの心配なく日本のキャリアのメールアドレスを継続して利用することができます。日本のスマホはそのままに、ドイツ用の手ごろなスマホとSIMカードを入手するスタイルの方もいます!この場合、LINEなどの電話番号が必須のSNSサービスのアカウントも日本用、ドイツ用と2つ作ることができて便利だろうな、と思って見ています。

ドイツのスマホにはシャッター音がない

ドイツでも日本と同じように、家電量販店や通信会社の店舗で端末を購入することができます。私は日本から持ってきたスマホを石畳の道に落として壊してしまい、ドイツで新しい端末を買ったことがあります。

ドイツで買ったスマホは、カメラのシャッター音を消すことができます。とても不思議に思いますが、世界中で日本と韓国だけだそうです。スマホのシャッター音を消すことができない仕様になっているのは盗撮防止とも各会社の自主規制ともいわれているようですが、日本や韓国だけでなくとも世界中で盗撮はあると思います…残念ながら…。

個人的にはシャッター音がしないのは静かな場所で写真撮影している時に便利だと思っています。

フリーWi-Fi事情

個人的な印象ですが、ドイツの街のフリーWi-Fiの整備状況は「多いけど良くはない」です。

Wi-Fiのホットスポットは街中で探せば割とどこでも見つかりますし、Wi-Fiを提供しているカフェもあります。特急や新幹線に相当するIC,ICE車内のWi-Fiは、LINE通話などは難しいもののネット検索や動画視聴はできるくらいには安定しています。

しかしフリーWi-Fiの速度、接続状況の良さはまちまちで、例えば私の街の名前の付いたフリーWi-Fiはなかなか繋がりません。地域快速列車にはWi-Fiサービスはありませんし、森の中や畑の中を走るたびにLTE回線の接続すら途切れてしまいます。

というわけで、ドイツ国内をフリーWi-Fiだけで旅するのは心もとないと思います。もし旅行に来られる場合はメインの通信手段を確保して、フリーWi-Fiも使えたらラッキーというくらいの使い方をするのがいいかと思います。

まとめ

先週、初雪が降りました。なんだかレゴの家に粉砂糖を振りかけたように見えました。

これから留学する方、ドイツを旅行したい方の参考になればと思い今回の記事を書きました。さらに日本でしておくといいSIMロック解除とSIMカード差し替えは、海外旅行に行く場合にも便利です。日本の通販サイトでも旅行用の短期SIMを購入できるので、コロナによる渡航制限が緩和されたらぜひ利用してみてください!(モバイルWiFiルーター、フリーWiFi利用などの方法もあります。)

ちなみにパソコンは、日本で使っていたものを持ってきてWi-Fi環境のある自宅や学校などでほぼ問題なく使っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回は12月25日(土)に更新します。

Ray

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