こんにちは、Rayです。私はドイツで音楽の勉強をしている大学院生で、オーボエという楽器を専攻しています。今回は北ドイツの9月の気候と、初めてのドイツでの夏に体験したことを紹介します。
もくじ
9月中旬、もうすっかり秋!
私のいる北ドイツの町は今、秋らしいお天気が続いています。9月に入ってからは最高気温が20度前後、朝晩は13度くらいまで下る日々です。(ただ、今週は残暑で連日25~28度くらいでした。)
高緯度に位置している街なので、夏も基本的には涼しいです。8月は日中30度になる日もありましたが、ほんの数日でした。月末にはもう上着が要るようになって、夏の終わりを感じました。
最高なのが、湿気を感じないこと!日本では太平洋側の蒸し暑い夏を耐えてきた私にとって、湿度の低いドイツの夏は天国!汗と洗濯物がすぐに乾きます。
夏のアクティビティ北ドイツ編
1.BBQ(ドイツ語では、Grillen)
ドイツの皆さんはBBQが大好きです。どこのスーパーにもBBQグッズが置いてあり、例えば2000円くらいで小型のグリルが買えます。また一回分の燃料、アルミの受け皿と網がセットになった使い捨てグリル(der Einweggrillで検索すると画像が出てきます。)もあり、手軽で便利です。BBQ専用の肉、ソーセージ、チーズも種類豊富です。
夏の間、「今夜天気がよさそうだから、だれそれの家の庭/港でBBQでもしようかな。」という誘いが私にも来ました。参加するときは各々食べたい分の肉と飲み物を持ち寄るだけなので、あれこれ考える必要はありません。
私にとってBBQは一大イベントで、計画、遠出、キャンプ場というイメージがあるので、思いつきで始まるドイツのBBQは驚きでした。
2.海・港

ドイツ国内で海に近い地域は少ないですが、北部に北海(die Nordsee)とバルト海(die Ostsee)があります。海洋貿易で栄えた中世ハンザ同盟都市のひとつだった私の住む町から海までは、電車に乗って30分です。
ドイツ北部の海で一体何をするのか。水温が低いので、一日中泳ぐのは難しいです。真夏の日差しが強かった日にもかかわらず、私は30分もしないうちに海から上がりました。
大抵の人が浜辺でのんびりしています。レジャーシートやパラソルで作ったスペースで家族、カップル仲良く昼寝、読書。日差しを浴びながらくつろぐのがドイツ人のビーチでのスタイルのようです。
(ドイツの冬は日照時間が少なく冬季うつになりやすいので、ドイツ人は夏に日差しをたくさん浴びる、という話を聞いたことがあります。)

また、浜辺にたくさん置かれているベンチ、der Strandkorbも人気です。1時間単位でレンタルできるこのベンチは、背もたれと日よけを畳むと宝箱の様な形になって、かわいいです。
街の中心から5分ほど歩くと、川沿いに位置する港があります。デッキは散歩、ジョギング、ビール片手におしゃべり、ダンス、BBQなどする人たちで一日中にぎわいます。また日の入り時(21時ごろ)はきれいな夕焼けを見られるので、私もたびたび見に行きました。
海でも港でも皆さん、のんびりとした時間を過ごしていました。
3.散歩・自転車
前述の川沿いのデッキや、街の庭園を家族で散歩している人をよく見かけます。
私は自転車を持っていませんが、サイクリングも人気です。友達から、私は一日で45キロ走った、というびっくりする話を聞くこともあります。
4.アイス
街のいたるところにアイス・カフェがあり、いつもにぎわっています。食べ歩きする人も多く値段も1玉約1.4€(約175円)と手ごろなので、私は学校帰り、アイス・カフェの前を通るたびに誘惑と戦っています。
5.体験しそびれたこと

カヌーやカヤック。川沿いを歩いているとよく、いろいろな乗り物に乗った人が川を通過していきました。どれもレンタルできるので、来年こそはカヌーすると心に決めています。
船のお祭り。毎年夏に一週間、この小さい港町に世界中から船が集合するのですが、残念ながら今年は中止。こちらも来年に期待します!(そして来年レポートとしてここに掲載できるといいなあと思っています。)
まとめ
私は今年、春から8月中旬まで日本にいたので、夏のドイツを経験したのは2~3週間です。ですがその短い期間に、私もたくさん夏らしいことをしました。
これから少しずつ、寒くて暗いドイツの冬が近づいてきますが、ドイツのさわやかな夏を思い出して、冬を乗り切ろうと思います。そしてまだ晴れ間の続いている秋のうちに、たくさん外に出て日光を浴びておこう、と冬眠前の熊か光合成する葉っぱのようなことを考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は10月3日(土)に更新します。テーマは「コロナ渦の音大やドイツ」の予定です。
Ray