Rayのドイツ音楽留学レポート【第18回】ドイツの食事情②

2021年5月1日

こんにちは、Rayです。私はドイツで音楽の勉強をしている大学院生で、オーボエという楽器を専攻しています。

私の周りにもじわじわコロナウイルスが近づいてきていて、いつ感染してもおかしくない状況になってきました。コロナ疲れもあり、ピリピリした雰囲気の人が多いように思います。あまり楽観視できないこの頃ですが、やっとドイツでも春らしい青空が増えてきたことが救いです。さらに先日ドイツで桜を見かけたのはとても嬉しい出来事でした!

さて前回に続き今回もドイツの食事情についての記事で、私がスーパーマーケットで感じた文化の違いを紹介します。

スーパーマーケットの構造の違い

まず、スーパーマーケットは万引き防止のためか一方通行になっています。入口と出口が分かれていて、入口にはゲートがあり、出口はレジを抜けた先です。

レジでは、設置してあるベルトコンベヤーの上に客自身が購入するものを載せます。エコバック持参は日本以上に当たり前になっていて、日本では3~5円で買うようなレジ袋は一切置いてありません。もしエコバックを忘れたときは、紙袋やレジャーシートの様な生地のバッグを買います。

ドイツにもお手頃価格のスーパーと品質重視のスーパーとがあり、それぞれプライベートブランドも展開しています。品質重視のスーパーにはパン屋さんが入っていたり、肉やチーズの切り売りがあったりします。

うっかり忘れると困ることが、日曜がお休みなことです(キリスト教の安息日)。それもあって土曜日の夕方のスーパーは値下げ商品や売り切れたものが増え、まとめ買いをする人でにぎわい、レジも混雑します。可能な限り、平日か土曜午前中に買い物は済ませたいものだといつも思っています。

野菜

野菜は基本的に1㎏当たりの値段が表示されています。大き目のスーパーではバラ売りされていて一個から購入できますが、基本的には玉ねぎやジャガイモなどは1kgネットに入った状態で陳列されています。

日本ではキャベツやカボチャなど大きめの野菜は4分の1カット、半分のものなど小さくなって売られていますが、ドイツでは丸ごと売られています。キャベツを買ったらしばらく大量消費のことを考えないといけないので、一人暮らしの私には少し不便なシステムです。

キャベツ…?

引用:Microsoft bing

この写真は、ドイツのキャベツです。とがっているので奇妙に見えますが、味はキャベツで、日本のキャベツと比べると柔らかいです。日本と同じ形の丸キャベツも確かにありますが、葉がぎっしりと重なり合っていて繊維は硬めです。

細いニンジン

引用:Microsoft bing

時期によりますが、ドイツのニンジンは細く小さいものが多く、初めて見たときは「今年は不作だったのかな」と心配しました。細いので表面積が大きく、皮をむく労力が無駄に思えてきます。たまに太いものを見かけると喜んで買ってしまいます。

ピーマンがない

引用:Microsoft bing

赤、黄、オレンジ、緑のパプリカはありますが、日本で見慣れているあの形のピーマンは見たことがありません。留学開始前から日本食ロスのことは予想していましたが、まさかピーマンロスになるとは思ってもいませんでした。

ミルヒライス…?

引用:Microsoft bing

ジャポニカ米しか知らなかった私は、ドイツに来て初めてジャポニカ米以外の米を見ました。ジャスミン米、インディカ米、タイ米、とドイツにはいろいろな米がありますが、ミルヒライスは結構日本米と似ています。日本米は割高なので、私はいつもミルヒライスを炊いています。

ミルヒライス(ミルクプディング)はもともとデザートの名前で、牛乳と砂糖で米を甘く煮て、ジャムを付けて食べます。ドロドロしたおかゆの様な見た目です。スーパーではヨーグルトの隣にパック詰めされたミルヒライスが置いてあります。

中には「水で煮るだけ簡単、ミルヒライス」という便利な製品もあり、その製品で私は一度失敗したことがあります。

留学したての頃、どれがミルヒライスかわからなくてスーパーを探し回った果てに見つかったのがこの製品です。家で中身を鍋に開けてみると、米粒と一緒にぼわっと粉が舞いました。そう、この製品には米の他に牛乳と砂糖が粉末になって入っていたのです!

もう鍋に入れてしまってどうしようもなかったので、水の上にある粉をすくってみましたが全ては取り切れず、食べてみたら微妙に甘くて残念な味でした。

もしドイツ生活初めての方でミルヒライス用の米を主食としたい場合、どうか私の様な間違え方をせぬようお気を付けください!

豆腐!

ベジタリアンが増えたことから、貴重なたんぱく源として豆腐が注目されているそうです。日本の豆腐と比較すると、ドイツの豆腐 Tofuはとても硬いです。そして、いろいろな味があります。バジル、カレー風味…など違和感を覚える味のものが多く、私はいつもノーマルか焼き豆腐を買っています。

余談ですが、ドイツ語の名詞には男性、女性、中性の区別があり、それぞれ英語のaやthe に当たる冠詞に差があります。例えば男性はder Hund で男性名詞、猫は die Katzeで女性名詞、自動車はdas Auto で中性名詞です。このルールは外来語にも適用されて、豆腐はder Tofu(男性名詞)です。豆腐の柔らかさから勝手に女性名詞かと思っていましたが、違うのですね。

肉・卵の飼育方法の表示が丁寧

この卵のパッケージにはオーガニックだということが書かれてあります。

ドイツの法律で細かく決められているようで、パッケージを見ればどんな育て方がされたかわかります。

  • 小屋で飼育
  • 外を歩き回れるような飼育方法
  • オーガニックな飼育方法

このように分けられています。食用肉、卵は過酷な環境で生産されていてまるで工業製品のようだ、命を粗末に扱っているという議論があり、そのためベジタリアンになる人もいます。動物福祉を考えて肉食をやめることは私には難しいことですが、なるべく品質表示と価格をよく見て買うものを選ぶようにしています。

薄切り肉…?角切りの鶏もも肉…?

ドイツにもパック詰めの肉はありますが、大きい塊の肉か、ステーキ用の厚切り肉、ミンチなどが一般的です。薄切り、角切りの肉はないので、対面販売で切り方をリクエストするか、塊の肉を買って自分で切るかします。

そして、ドイツのスーパーにある鶏肉は大体むね肉で、もも肉が置いてあることは稀です。以前、珍しくもも肉を見かけたときに唐揚げが食べたくなりました。その時には骨付きの大きなもも肉を自分で切り分けました。ネットでやり方を見て挑戦しましたが、日本ではあまり活躍することのない技術だと思います。

店の冷凍庫の中には、一匹丸ごと袋詰めされた鶏肉や鴨肉があることにも驚きました。確かに考えてみると、クリスマスにローストチキンを食べるイメージがありますし、ドイツの一般的なオーブンは容量が大きいので、丸焼き用の肉があるのも納得がいきます。

一般的なスーパーのアジア食材

ドイツのかにかま

アジアンスーパーでなくても、アジア系の調味料や食材は充実しています。日本食グッズも、みりん、さけ、寿司米(日本米?)、海苔、ゴマ、シイタケ、かにかま…と、思ったよりも豊富です。

スーパーにはキッコーマンのお醤油がありいつもそれを使っていますが、最近ふと思い立って(少し食費を安くしたくて)中国系メーカーの醤油を買ってみました。しかし、キッコーマンと比べるとなんだか味が薄いのです…。友人の話によると、中国ではこのような醤油をスープの素として使うそうです。そのための醤油なので、日本的な使い方(完成品にかける)との相性があまり良くなかったのだと思いました。醤油の新しい使い方を知ったのは面白いことですが、食材にかける醤油はケチらずキッコーマンにします。

まとめ

本当はこの記事を書く時にスーパーで実地調査をしたい(写真を撮りたい)と思ってましたが、残念ながら私は現在自宅隔離中のため、それが叶いませんでした。コロナが収まって気軽に旅行ができるようになったら、ぜひドイツのスーパーにも立ち寄ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回は5月15日(土)に更新します。テーマは「ドイツのエコ」の予定です。

Ray

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です